2019/09/20

【NHK大河ドラマ独眼竜政宗の名シーン小田原征伐】  天下人の威厳を放つ勝新太郎の迫力。

■NHK大河ドラマ「独眼竜政宗の名シーン
小学生の頃から戦国時代や幕末などの歴史が好きです。
織田信長や坂本龍馬などの変革者に憧れたり、信長の野望や三国志などの歴史ゲームから、歴史の沼にハマる方も多いと思います。

私の一番のきっかけは、30年以上前のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」。
小学生でしたが戦隊ヒーローを見るがごとく興奮して日曜20時はTVの前に張り付いていました。
物凄い豪華キャスト陣です。いかりや長介もこの出演をきっかけに俳優業が始まったそうです。
視聴率も相当だったようで、これによって伊達政宗という戦国大名は日本中で有名になったのではないでしょうか。

伊達政宗は戦国時代後期の生まれ。最後の戦国大名とも言われ、江戸時代の3代将軍・徳川家光の頃まで生きています。

■勝新太郎の豊臣秀吉
有名な名シーンのひとつに、政宗が天下人目前の豊臣秀吉に、小田原征伐に参陣し恭順するよう求められ相対する場面があります。
天下人への野心が強かった政宗は、一揆を扇動したり、遠回りをしながら勢力を伸ばすチャンスを伺っていたので遅れてしまいます。
野心を密めながらも、死を覚悟した政宗は死装束姿で、小田原を大軍で包囲する秀吉と対面します。


勝新太郎が演じる天下人目前の豊臣秀吉と、渡辺謙が演じる死装束で馳せ参じた伊達政宗。(画像クリックでYouTubeへ)


凄まじい緊張感が伝わってきます。少しでも下手をした瞬間に打ち首になりそうです。
結果は若く器量のある政宗を秀吉は気に入ったのか許されます。
そして秀吉と政宗ふたりで、圧倒的な大軍で包囲する小田原が見える崖際まで行きます。
秀吉は自身の刀を政宗に渡し、丸腰で背を向け小便をしだします。襲いかかるなら絶好のチャンスです。
しかし政宗は秀吉の背後で刀を持ちながらも震え出します。
秀吉は政宗の野心と恐怖心を全てを見透かしたよう、気持ち良さそうに小便を終えます。

その後、政宗が自陣に戻ったところで部下たちに向かって憤慨を露にします。
背後から切り掛かり崖に突き落とすなど、秀吉の命を奪う絶好の好機であったのに、恐怖で震えてしまったと。
若くて野心が強く奥州を暴れまわった政宗も、初対面した秀吉の存在感に圧倒され動けなかったのです。


勝新の演技は全部アドリブだと言われてたりします。実際にアドリブがどうか分かりませんが、これ以上に天下人の器を表現出来る役者がいるのでしょうか。
実際に勝新太郎から放たれるオーラは、本当に国を制するような人そのものに感じます。
誰もが固唾を飲んで釘付けになるでしょう。


ちなみに徳川家康役津川雅彦です。素晴らしい演技です。私の中の徳川家康のイメージは完全に津川さんです。



歴代たくさんの俳優の方々が家康を演じています。どの役柄もそうですが、最初のイメージは絶大なので、後に色々な方が演じる家康を見ますが、どうしても違和感はいつまでも拭えなかたったりしますよね。


もし見ていない方々は、是非このNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の名シーンを見て頂いて、私や政宗と同様、勝新の大物の器に圧倒され、ひれ伏してもらいたいです。

歴史に興味が無い方にもおすすめです。


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